SUGE Syun'ichi / 菅 俊一 / すげ しゅんいち

研究者 / 映像作家 / 多摩美術大学美術学部統合デザイン学科専任講師

1980年東京都生まれ。人間の知覚能力に基づく新しい表現を研究・開発し、様々なメディアを用いて社会に提案することを活動の主としている。主な仕事に、 NHK Eテレ「2355/ 0655」 ID映像、BRUTUS「ヘンテコノミクス」原作、21_21 DESIGN SIGHT「単位展」コンセプトリサーチ、21_21 DESIGN SIGHT「アスリート展」展示ディレクター。著書に「差分」(共著・美術出版社)、「まなざし」(ボイジャー)。主な受賞にD&AD Yellow Pencilなど。

Born in 1980, he completed his post-graduate studies at the Graduate School of Media and Governance, Keio University. His main focus is to research and develop new modes of expression based on human senses and make proposals to society using various media.His better-known works include “2355/0655” on NHK Educational TV, “Behavioral Economics Manga: HENTECONOMICS” serialized in the BRUTUS magazine, and concept research for the exhibition “Measuring: This much, That much, How much?” at 21_21 DESIGN SIGHT,” as well as his books Sabun (‘Difference’; co-author, Bijutsu Shuppan-Sha Co., Ltd.) and Manazashi (‘Gaze’; Voyager Japan, Inc.). A winner of the D&AD Yellow Pencil Award, among others, he is currently a lecturer at Tama Art University.

contacts: suge[at]syunichisuge.com / tumblr / blog / instagram

Bio:

2014 - Lecturer at Tama Art University Department of Integrated Design. / Living in Tokyo, Japan.
2005 - 2014 People Co., Ltd.
2005 - 2006 Keio SFC Research Institute, Visiting Researcher
2003 - 2005 Keio University, Graduate School of Media and Governance
1980 Born in Tokyo, Japan.


Awards:

◎D&AD Awards 2012 / Yellow Pencil / D&AD Awards – TV Promotions & Programme Junctions 2355-ID

Projects:

2017

21_21 DESIGN SIGHT企画展「アスリート展」 / 指向性の原理 / 富士山展β / 2355ID 0655ID / ヘンテコノミクス

2016

ヘンテコノミクス / 21_21 DESIGN SIGHT企画展「デザインの解剖展」 / 蓮沼執太展「 作曲的|compositions : rhythm」 / 単位展in台北 / 岩波「思想」 / GAME ON / 21_21 DESIGN SIGHT企画展「雑貨展」 / 2355ID 0655ID

2015

UI GRAPHICS / 21_21 DESIGN SIGHT企画展「単位展」 / 見るだけゲーム / 2355ID 0655ID

2014

電子書籍版「まなざし」 / 2355ID 0655ID

2013

まなざし / 夏の作曲会 / 音をぬすむ / ワンダフル MV / GIF BOOK / 2355ID 0655ID

2012

behavior / AA'=BB' / THAI GENERATOR / Designing Tumblr / メディア芸術アーカイブス / 100年後の世田谷 / 2355ID 0655ID

2011

小さな展覧会 差分 / 2355ID 0655ID

2010

2355ID 0655ID / KANIZSA / 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス創立20周年記念ロゴ / 「これも自分と認めざるをえない」展

2000 - 2009

差分 / ピタゴラ拳法だんだんだん! / 点にんげん 線にんげん / 脳は最適な解を見ている / Animation for Concepts / COLLIDER / afterhours

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「アスリート展」(Exhibition / 2017.2-2017.6)

21_21 DESIGN SIGHTにて行われている「アスリート展」の展示ディレクターを為末大さん、緒方壽人さんと務めています。



指向性の原理 (Exhibition / 2017.2)

神保町のSOBOにて、「指向性の原理」という研究発表を行いました。

statement:
私たちは、目で見たものを手がかりにして、頭の中でイメージを作り出している。その際、静止画のような「動いていない」情報を見た時でも「動き」や「時間の経過」を感じてしまうことがある。

もちろん、どんなものを見ても、動きや時間の経過が感じられるというわけではない。動いていない情報から動きを見出すには、いくつかの条件を満たす必要があると考えている。

今回の展示では、そのようなスタティックな情報提示によって、頭の中に動的な情報やイメージを生成させている現象そのものを「指向性」の生成と定義し、その生成条件及び、指向性を用いることによるメディアにおける新しい表現の可能性を示すものである。

本研究は科研費15K12844(挑戦的萌芽研究「リミテッドな視覚情報をトリガーとする新しいメディアデザイン手法の研究」の助成を受けたものです。




startbahn presents「富士山展β」(Exhibition / 2017.1)

startbahnによる富士山をテーマにした企画展「富士山展β」に「紙富士」という4つの作品を出品しました。
紙の破れた部分をルーペによってトリミングして提示し、見立てを誘発することで、富士山の像を作り出す試みです。



紙富士 #1原稿用紙, 2017 /ルーペスタンド、原稿用紙 /彫刻・レリーフ・立体・3Dプリント / 175 x 150 x 230 mm




紙富士 #2名刺用紙, 2017 /ルーペスタンド、名刺用紙 /彫刻・レリーフ・立体・3Dプリント / 140 x 145 x 125 mm




紙富士 #3ファインペーパー, 2017 /ルーペスタンド、ファインペーパー /彫刻・レリーフ・立体・3Dプリント / 360 x 140 x 250 mm




紙富士 #4段ボール, 2017 /ルーペスタンド、段ボール /彫刻・レリーフ・立体・3Dプリント / 200 x 165 x 135 mm


21_21 DESIGN SIGHT 企画展「デザインの解剖展」(Exhibition / 2016.10-2017.1)

21_21 DESIGN SIGHTにて行われている「デザインの解剖展」に「製品に関与する人たち」という作品を展示しています。



蓮沼執太展「 作曲的|compositions : rhythm」 ( Exhibition / 2016.9 - 2016.10)

青山のスパイラルにて行われた、蓮沼執太さんの個展「作曲的 | compositions:rhythm」で展示された「シート連動」という作品に映像を提供しました。



単位展in台北 ( Exhibition / 2016.7 - 2016.9)

昨年度21_21 DESIGN SIGHTにて行われた「単位展」が台北の松山文創園區 五號倉庫で巡回展を行いました。
菅俊一は、コンセプトリサーチとして展示全体の企画チームとして参加しています。巡回展に合わせて、各作品も翻訳・再構成を行っています。


21_21 DESIGN SIGHT企画展 in 台北      単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい? ―
会期:2016年7月1日(金) - 9月16日(金) 会期中無休
開館時間:10:00〜18:00 (入場は17:30まで)
会場:松山文創園區 五號倉庫(台北市信義區光復南路133號)
入館料:前売り200NT$、一般280NT$、学生250NT$、65歳以上もしくは障害者手帳をお持ちの方140NT$、7歳以下無料
主催:啟藝文創 INCEPTION CULTURAL & CREATIVE Co., Ltd.企画:21_21 DESIGN SIGHT


ヘンテコノミクス ( comic, Magazine / 2016.4 - )

雑誌BRUTUSにて、行動経済学をテーマにした漫画『ヘンテコノミクス』の連載を始めました。

作・佐藤雅彦、菅俊一
画・高橋秀明

第1話「塀のらくがき」の巻
第2話「安売り合戦」の巻
第3話「スーパーおしの」の巻
第4話「保母さんの名案」の巻
第5話「心の会計」の巻
第6話「はじめての背徳」の巻
第7話「          」の巻


岩波「思想」 ( text, Book / 2016.3 )


3月25日発売される、岩波『思想』2016年4月号「神経系人文学」特集(1944円)にて、『驚きを生む瞬間を観測する』という論考を寄稿しております。自分自身が普段制作している映像についての考え方等を、その制作プロセスを整理しながら書いた文章です。


GAME ON ( Exhibition / 2016.3 - 2016.5 )

日本科学未来館 企画展「GAME ON」にて会場内映像『ゲームってなんでおもしろい?』を伊藤ガビンさん、宮本拓馬さん、米山菜津子さんと一緒に制作しました。


21_21 DESIGN SIGHT 企画展「雑貨展」( Exhibition / 2016.2 - 2016.6 )


21_21 DESIGN SIGHT 企画展「雑貨展」にて、『今和次郎と現代の「考現学」』というタイトルの作品を出展しています。
「雑貨」が生活の中に存在する背景として、「生活費」「物の所有」「物の配置」の3つに焦点を当て、1920年代の暮らしと現在の暮らしの比較を行いました。


構成:菅俊一
協力:博報堂生活総合研究所(資料提供)
所蔵:工学院大学図書館(今和次郎 資料)


UI GRAPHICS ( text, Book / 2015.12)


書籍『UI GRAPHICS-世界の成功事例から学ぶ、スマホ以降のインターフェイスデザイン』『前提条件のデザイン』というタイトルの文章を寄稿しました。


21_21 DESIGN SIGHT 企画展「単位展」( Exhibition / 2015.2 - 2015.5 )


21_21 DESIGN SIGHT 企画展「単位展 - あれくらい それくらい どれくらい?」に、展示全体の企画・コンセプトリサーチとして企画チームに参加しました。また、展示中5作品を制作しています。

展示全体に関しては、こちらのパノラマツアーをご覧ください。

「情報の比較」(Photo:木奥恵三)

1 GB分の「文字」「写真」「映像」を比較して、もともとは形や大きさのない情報量の違いを視覚化しました。
企画構成:菅俊一
映像製作:大島遼

「速度の比較」(Photo:木奥恵三)

速さを身のまわりのモノに置き換えたり、特別な映像表現を使って、「マッハ1」とはどのくらいなのかを感じられるようにしました。
企画構成・映像製作:菅俊一
素材映像提供:保條泰史

「はかりの工夫」(Photo:木奥恵三)

複雑な形や計測の難しい物を簡単に測るため、工夫をこらしたはかりを集めて展示しました。背後には物理量の変換という考え方があります。
企画構成:菅俊一

「単位しりとり」(Photo:木奥恵三)

質量が面積、面積が日射量、といったようにどんどん単位を変換して繋げていく映像作品です。終わりなくループする構造になっています。
企画・ディレクション:菅俊一
映像デザイン:藤田すずか

「命の単位」(Photo:木奥恵三)

物理的な時間で測る寿命とは異なる、動物の心拍数を単位とした寿命の表現を行ったメディアインスタレーションです。映像と同期して振動する聴診器を胸に当てながら体験することで、新しい没入感を生むための仕掛けを行っています。
企画・制作:奥田透也、菅俊一


見るだけゲーム( YouTube Ad / 2015.2 )



社会にとっての新しい映像の居場所として、YouTubeの「動画広告枠(動画視聴前に自動的に表示される動画広告)」を使った「見るだけゲーム」という新しい映像表現を制作しました。老若男女、「見るだけ」で簡単なゲーム・遊びができるという映像です。忌み嫌われスキップされがちなこの媒体の価値を高め、いかに楽しく、新しい映像体験ができるか、実際に効果測定を行いながらチャレンジしていきます。

STAFF:
CD・企画・演出・撮影・音楽・編集:菅俊一
CD・PR:石原篤(博報堂ケトル)/ 皆川壮一郎(読売広告社)
AE:木村浩太(読売広告社)/ 三浦 峻平(読売広告社)/ 薩摩純平(博報堂)
広告会社:博報堂ケトル+読売広告社+博報堂+博報堂DYメディアパートナーズ
広告主:サントリー食品インターナショナル株式会社+日本航空株式会社+株式会社ロッテ


電子書籍版「まなざし」( ebook / 2014.7 )


DOTPLACEにて好評連載中の「まなざし」の第1回〜12回までをまとめた電子書籍が発売されました。(本体価格300円)。こちらの特設販売ページから様々な電子書籍ストアでご購入頂けます。

価格:324円(本体価格300円)
イラスト:Noritake
カバーデザイン:山本晃士ロバート(ユーフラテス)
編集:後藤知佳(numabooks)


まなざし( text, Web / 2013.10- )


内沼晋太郎さんが編集長をつとめる、dotPlaceというwebサイトにて「まなざし」という連載をはじめました。私たちの日常の中でも、特に本や書店にまつわる出来事の中から、私たちが何気なく行っている振る舞いについて考えてみるというコラムです。


ワークショップ「夏の作曲会」( workshop / 2013.8 )

音楽家の蓮沼執太さんと一緒に、こども向けのワークショップをDIC川村記念美術館にて行いました。美術館や公園を今回新たに開発した作曲メガネを通して見つめることで、自分だけの音楽を「発見」しそれをみんなで演奏するという試みです。当日のレポート

organizer: Kawamura Memorial DIC Museum of Art plan: tonton
guest: Shuta Hasunuma / Syunichi SUGE
special thanks:Yuko Iwakura/ Hiroki Nishioka/ Akira Uchida/ Miho Ota/ Sei Harada/ Misao Fujimoto
tonton:Mariko Hayama/ Kinuyo Mukaibo / Nahoko Okuda / Sohei Asao / Akane Kuribayashi / Yusuke Nakazawa
movie: Isao Kanemaki
photo: Nanako Ono
design: Nahoko Okuda
illustration:Hisae Maeda
「アートとあそぶなつやすみ」 夏の作曲会 森の音楽と美術館の音楽をつくろう August.18(Sun). 2013


ワークショップ「音をぬすむ」( workshop / 2013.5 )

tonton workshop 「音をぬすむ」by Shuta Hasunuma / Suge Shunichi from tonton on Vimeo.

音楽家の蓮沼執太さんと一緒に、ワークショップを21_21 DESIGN SIGHTにて行いました。公園や街中から自分たちの気になる音をぬすみ、映像に効果音として付けることで、公園や街中にあった音が全く別の意味や聞こえ方がしてくるような体験を試みました。

organizer: 21_21 DESIGN SIGHT
plan: tonton
guest: Shuta Hasunuma / Shunichi Suge
special thanks: Takashi Usui / Moe Takano / Yuko Iwakura/ Yuka Umezawa/ Hiroki Nishioka/ Toru Takahashi/ Ryo Oshima / Nanana Kanmuri / Tokuro Oka
tonton:Mariko Hayama/ Kinuyo Mukaibo / Nahoko Okuda / Sohei Asao / Akane Kuribayashi / Yusuke Nakazawa
movie: Takuro Oka (lifetones.net)
music: Shuta Hasunuma “ Go Pacific”
photo: Yusuke Nakazawa

21_21 DESIGN SIGHT 「デザインあ」展 February 8, 2013 (Fri) – June 2, 2013 (Sun)


ワンダフル ( Music Video / 2013.4 )





環ROY 「ワンダフル」Music Videoにディレクターとして参加しました。菅俊一は、2:48からの約6秒間となります。Macのデスクトップ上に、提供された環ROYの動画素材(連番画像)を配置し、スクリーンショットを繰り返し撮影することで、ストップモーション映像を制作しています。

本ミュージックビデオは合成用グリーンバックを前にした環ROYのパフォーマンスを数­秒ごとにカット。それらを映像作家に託し、手法も姿勢もまったく異なる自由な表現で映­像加工してもらい、それらを回収し一本のミュージックビデオとして仕上げました。約4­0人のクリエイターが集って作り上げたアウトソーシング・ミュージックビデオです。


GIF BOOK ( text, Book / 2013.2 )


「ファイルフォーマットという制約が生み出す、新しい視覚表現」という文章を寄稿しました。


behavior ( Exhibition / 2012.11 )


来る2012年11月11日(日)と11月18日(日)の2日間、12時〜17時の間だけ、東京神田にある旧東京電機大学11号館で開催中のTRANS ARTS TOKYOにて、個展「behavior」を行いました。

【behavior】とは英語で「ふるまい、行為、行動」といった意味を持つ言葉です。この展示は、私たち人間が持っている、いくつかのふるまいや行為の特性を、具現化しようという試みです。


AA'=BB' ( text, Web / 2012.8- )


伊藤ガビンさんが運営している、MODERN FARTというwebサイトで、AA'=BB'という連載を始めました。

この世界にはどんな小さなものにも、面白さと美しさがたしかに存在しています。世界と対峙して、その一つ一つを上手く掬い上げていくことは楽しい。こういった価値観を当たり前のものにしていくこと、これが、この連載で試みようとしていることです。


2355ID / 0655ID ( TV program ID / 2010.4- )

NHK Eテレ『Eテレ 2355』『Eテレ 0655』に参加しています。

『2355』毎週 月〜金 よる 23:55〜0:00
『0655』毎週 月〜金 あさ 6:55〜7:00



2355ID “プロペラとプロジェクター”
人間の目の時間解像度を超えた速度で、プロペラが高速に回転することによって、線は面になりスクリーンが生まれる。


2355ID “意味の生まれる瞬間”
抽象的な図形を覆い隠した瞬間、頭の中で“2355”の文字が(その瞬間の最も最適な解として)補完され、意味が生まれる。


2355ID “線の効率化”
4つの数字が、効率よく合成されている。1つずつ正しい向きの時に読むことができるが、他の文字はその時意識から外れる。


2355ID “8つの節”
8つの節を持ったWarm(線虫)のように動き数字を描く。極端に処理されているが、動きだけが妙に生々しい。


0655ID “半円でつくる0655”
鏡には予め、部分的に線を書いている。4つの半円を鏡に写すことで、円ができ、0655の数字が完成する。


0655ID “boid”
点の群れが、0655の数字を一文字ずつ、つくりあげていく。


0655ID “折り紙”
折り紙を丸め、折り、0655の文字をつくる。視点を変えれば、立体も縮退させて平面として見ることができる。


Designing Tumblr ( text, Book / 2012.9 )

Tumblrは創造によって未来をつくる、あらゆる人のためにある。というタイトルの文章を寄稿しました。


メディア芸術アーカイブス ( text, Book / 2012.3 )

「数と計算によるデザイン」は、新しい美の潮流を獲得できたのかというタイトルの文章を寄稿しました。



「THAI GENERATOR」展 ( Exhibition / 2012.2 )

作家の一人として、ジェネレートするための画像素材提供を行いました。



「100年あとの世田谷」展 ( Exhibition / 2012.2 )

生活工房ギャラリーにて開催された「100年あとの世田谷」という企画展にて、「圧縮された100年」という作品を出展しました。
2012.2.3 Fri - 2.26 Sun at 生活工房ギャラリー


「圧縮された100年」
Parametric Speaker, Digital Audio Player, 2012.

ここから聴こえてくるのは,世田谷の街の環境音をはじめとした様々な音声に対して,元の速度からだんだんと早送り(時間の圧縮)をし,最終的に約1521倍速にまで到達させた音声です.この約1521倍速という数字は,100年という膨大な時間を本展示の会期(24日間)の時間に圧縮するという設定で算出しています.

私たちのほとんどは,100年という時間を実際に体感したことはありません.おそらく(革新的な医学や生命科学の進歩が無い限り)今から100年後の音を聴くことができる人もいないでしょう.この膨大な100年という時間を経過した世田谷を想像する手がかりにするため,音という媒体を用いて時間の圧縮実験を行いました.

お聴きの通り,圧縮された音からは,元々の環境音に入っていた話し声や車の音などといった「個性」は全て剥ぎ取られ,ただのノイズとなってしまっています.

にもかかわらず圧縮された結果が無音では無いのは,私たち自身を含めたこの世界が,生きて活動していることで,常に何らかの音を発していたからです.

100年という時間は,私たちのパーソナルな行為を全て剥ぎ取ってしまうほど膨大です.しかしその上で私たちが100年後に遺せるものには,一体何があるのでしょうか.


小さな展覧会 差分 ( Exhibition / 2011.3 )

exhibition “Difference”
2011.3.5 Sat - 4.3 Sun at PAUL SMITH SPACE GALLERY




©Masahiko Sato+Syun'ichi Suge+Masaya Ishikawa 2011


KANIZSA@TEE PARTY ( Wearable JPG shop / 2010.4 - )

伊藤ガビンさんの主宰するTEE PARTYというサイトでKANIZSA(カニッツァ)というTシャツレーベルを始めました。







「これも自分と認めざるをえない」展 ( sound design, Exhibition / 2010.7 )

21_21 DESIGN SIGHT 佐藤雅彦ディレクション “これも自分と認めざるをえない” 展の「属性の積算」「ふるまいに宿る属性」という作品(どちらも制作はユーフラテス)にサウンドデザインで参加しました。


「属性の積算」ユーフラテス+安本匡佑, 2010
サウンドデザイン:菅俊一
機材協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社、株式会社タニタ



「ふるまいに宿る属性」Attributes Inherent in Your Behavior ユーフラテス, 2010
企画:山本晃士ロバート
ソフトウェア開発:安本匡佑
監修:佐藤雅彦
サウンドデザイン:菅俊一
技術協力:KDDI株式会社、株式会社KDDI研究所
美術:清水洋秀
機材協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス創立20周年記念ロゴ ( logo mark design / 2010.2 )

SFC20周年記念のロゴマークをつくりました。



このロゴマークは、この20年の間SFCで暮らした全く異なる背景を持つ私たち全員が、一つの旗の下に集い未来を考える機会を持つことを目指し、キャンパスの記憶として私たちの中に強くある「講義棟(含アンテナ)」「カモ」「コンピュータ」をモチーフとしています。
また、本イベントは慶應義塾大学のイベントであり、現役のSFC生にも慶應義塾の一員としてのイメージを持たせるため、三色旗の紺黄を基調カラーとして構成しました。


差分 ( research, book / 2009.4 )

美術出版社より書籍「差分」を刊行しました(佐藤雅彦、石川将也と共著)。




AとB二枚の静止画を続けて見せるだけで、AにもBにも記されていない、「動き」や「質感」を脳の中で勝手に生成させてしまおうという、特異な試みをしている本です。
この手法を使う事で「現実世界に存在する事が有り得ない物体」を触った時の質感も、脳の中で生成することができます。

美術出版社webサイト内紹介ページ


ピタゴラ拳法だんだんだん! ( sound design, TV Program / 2009.4 )

NHK ETV「ピタゴラスイッチ」内のコーナー「ピタゴラ拳法だんだんだん!」のサウンドデザインをしました。



クレイアニメーションとサウンドエフェクトによって、「放送」という非インタラクティブな環境下でも、身体表象(てごたえ感)を起こすことができるかという試みです。
音に関しては、「架空の物体を実際に殴ったり斬ったりした時に、実際に鳴るであろう生々しさを伴った音」を作るため、波形レベルからの生成をおこなっています。


点にんげん 線にんげん ( sound design, Exhibition / 2008.7 )

ICCキッズプログラム2008「君の身体を変換してみよ展」に展示された「点にんげん 線にんげん」のための、サウンドデザインをしました。



「点にんげん 線にんげん」 / 2008年 安本匡佑(桐山孝司研究室)+石川将也(トピックス),佐藤雅彦

「バイオロジカル・モーション」*という現象(げんしょう)を応用して,あなたを「点にんげん」や「線にんげん」に変換する作品です. *バイオロジカル・モーション:生物の関節などの位置を示す点の動きだけで、脳が「生物的な動き」として、ひとまとめに認知してしまうことです(グループ化).


脳は最適な解を見ている ( research, text, magazine / 2006.5 )

美術手帖 2006年5月号にビジュアルコラムを書きました。(佐藤雅彦と共著)



“脳は最適な解を見ている” 佐藤雅彦 + 菅俊一

私たちは毎日の生活の中で、テーブルの上にある料理を見て、そこに箸をのばしたり、地下鉄のドアが開くのを見て、近づいて乗り込んだり、雑誌に載っている文や写真を見たりなど、「目を使って何かを見る」という作業を起きている間ずっと続けています。
しかし、その間「今、自分は見るという活動をしている」という意識を特に持つわけではありません。ごく自然に何かを見て、「そのものが何であるか」、「そこで何が起こっているのか」を理解しているのです……。
私たち人間の脳は、「見えない部分」をどのようにイメージするのでしょう。
「私たちはどうやってモノを見て、理解しているのか」、そのメカニズムを探ります。


animation for concepts ( TV program / 2005.1 )

NHK ETV「考え方が動き出す〜佐藤雅彦研究室のアニメーションスタディ〜」の企画・制作を行いました。



具体的には以下のワークショップ・アニメーションの企画・制作を行っています。
・4分木ワークショップ
・100円玉の住所
・ロゴプロッター
・single trace
・double trace
・線スイッチ


computational design memorandum ( text, magazine / 2002.2 )

雑誌“COLLIDER”に“computational design memorandum”という、プログラムによって生成されたグラフィック表現に関する世界の最新状況を俯瞰するレポートを寄稿しました。おそらくこれらの現象について一般の人たちに向けて日本語で書かれた、最初のテキストだと思います。


AFTERHOURS Issue#12 ( text, magazine / 2000.10 )

雑誌“AFTERHOURS Issue#12”にエレクトロニカ制作の技術的解説記事を寄稿しました。当時から主流であったソフトウェアであるMAX/mspは用いず、freeware/shareware/freeの環境で制作しています。また、付録CDには音源を提供しています。